
先週金曜日に、三田の牧場に取材&撮影に行ってきました。
牧場主である坂本さんからは牛に関するお話以外にも、何か考えさせられるお話しをたくさん聞かせて頂きました。
その中の一つを。
坂本さんが育てられている三田牛、神戸牛は、食用として市場に出されるまで凡そ3年かかるそうです。
それに対しスーパーなどで安く手に入るオージービーフなどは1年。
これは成長が早いのではなく、成長を早めるホルモン剤をうっているからだそうです。
最近の若者の体格が平均的に大きくなっているのは、牛だけに限らず豚や鳥など、ホルモン剤をうった肉を食べる事で、自ずとそのホルモン剤を摂っているのも原因だそうです。
スタイルが良くなってバンザイ!と思いきや、引き換えにアトピーやアレルギーなど昔じゃ滅多に聞かなかった病気が多くなったとなると喜んでいられません。
もしきちんと育てられた牛や鳥を食べているなら、そんな原因不明の病気に悩む事も無く、坂本さんが育てる純粋な黒毛和牛は、外国の牛に比べ小型で、それはまさしく日本人が元々持つ姿と仰います。
ちなみに坂本さんの牧場にいる牛は、私が餌を持っていなくても、のそりのそりと寄って来ます。
牛は本来警戒心の強い動物で、知らない人間に対しこんな行動をとるのは珍しいそうです。
これは私が牛好みのオーラを出しているとかでなく、坂本さんが日頃いかに愛情を持って接しているかという事です。
写真は坂本さんの匠な仕事あってのナイスショットです。
それにしてもこの目、ほんま愛らしいなー。。。